慢性痛に対する認知行動療法

2023年02月13日

「痛み」には色々あります。腰痛,頭痛,関節痛,生理痛・・原因がはっきりしているものには鎮痛薬や外科的治療によって緩解していきます。しかしそうした治療を行ってもなお「痛み」があることがあります。そしてその「痛み」はひどいときもあれば,少しましなときもあったりします。たとえばゲームや友人と過ごしているときにはまし,ということもあるかもしれません。

これは,1960年代前半に「ゲートコントロール理論」により説明することができます。「痛み」があるとそれを脳に伝える前に脊髄にあるゲート(門)でコントロールされて,その程度を大きくしたり小さくしたりすると考えらえています。否定的な思考や緊張はゲートを開かせ,痛みの程度を大きくし,前向きな思考やリラックスはゲートを閉じるようです。

認知行動療法で「痛み」を完全に取り除くことはできませんが,「痛み」のせいで制限されている楽しい活動ややりたい仕事を,「痛み」があってもできる,という状態に持っていくことができます。(個人差はございます)

慢性疼痛の認知行動療法は全11セッションのプロトコルがありますので,それにそって取り組んでいきます。病院で痛みの治療を受けているかたは主治医に認知行動療法に取り組んでいいか,できれば了解を頂いてください。認知行動療法をスタートする際はこちらからも主治医にお手紙等でお知らせさせていただきます。

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